起業注意点について
新しい事業を始めようと考えている人は夢と希望に満ち溢れていることでしょう。
何をやってもうまくいくのではないかと考えている人達が多くいますので、あまりにもポジティブに考えすぎるのもよくありません。
実際に無謀な計画を立てたために自己破産に追い込まれる人が多くいますので、計画を立てる時には起業注意点をしっかりと念頭においておかなければいけません。
具体的にはどのような注意点を考慮していけば良いのでしょうか。
例えば、人を雇うことを考えているのであれば、人件費が一番かかるということを忘れてはいけません。
人を雇うのであれば、お店が赤字であろうと売上が思ったより伸びなかったとしても、一定のお金をしっかりと支払わなければなりません。
自分や家族だけで、仕事をやりくりできるのであればそれに越したことはありません。
人を雇うことを考えているのであれば、社会保険に加入する必要も考慮しなければいけませんが、週に30時間以上働いてもらうのであれば、社会保険に加入させなければいけませんし、社会保険には会社も負担しなければいけない部分があります。
実際にどれぐらいの人件費が必要なのかということをしっかり考えておく必要があります。
雑費も計算に入れておく
起業したいと思ってシミュレーションをしている場合は、どうしても都合のいいことばかりを考えてしまいがちですが、実際に事業を始めてみると、細かいことにお金が必要になってきます。
商店街に店舗を構えるのであれば、いろいろな面で周りとの付き合いのためにお金を支払わなければいけないこともあります。
近所の店と仲良くしていくのが商売を成功させる秘訣ですから、そのような雑費もしっかりと考慮に入れて計算しておかなければいけません。
資本金を用意する時には、仕入れや人件費だけではなくて、雑費に関しても多めに計算に入れておく必要があるでしょう。
それを考慮した上で事業計画書を作成することが大切です。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。