起業成功率・廃業率
起業を計画している人は、自分は本当に成功するのだろうかということを不安に感じているかもしれません。
しかし、その不安な気持ちを抱くのは当然のことであり、真剣に物事を考慮している証拠です。
起業成功率・廃業率を見てみると、簡単に成功するのは難しい世界であるということが理解できます。
特に飲食店の廃業率は1年目で廃業する確率が、約40%と言われています。
そして2年目が15%、3年目で10%となっていますから、これらの廃業率に注目して分析をしていくことができます。
2年目以降の廃業率が一気に低くなっているということに気づくのではないでしょうか。
逆に考えてみると、1年目さえ乗り切れば、ある程度の確率で事業を成功させることができるということです。
2年目以降まで続けることができるのであれば、ある程度の黒字を確保することができるということでしょう。
2年目以降でも廃業してしまうお店もありますが、正念場は1年目であるということが理解できます。
1年目をどのようにして乗り切るか
1年目をどのようにして乗り切るかということについて考えてみると、まずは資金繰りをしっかりと行うということではないでしょうか。
1年目は一番事業資金が必要になる時です。
特に飲食店などの起業をしたいと考えている人であれば、いろいろな機材を揃えなければいけませんし、店舗も確保しなければいけません。
ですから、起業する前にどれだけ資金を集められるかということが成功のカギになること間違いありません。
融資先をしっかりと確保することや、シミュレーションをしっかりとしてどのように資金繰りをしていくかということを、具体的に考えていく必要があります。
売り上げが、思ったよりも伸びなかったとしても耐えていけるだけの資金力が必要になります。
1年目を乗り切るためには、起業する前にしっかりと資金繰りについて考えておくことがとても大切だということです。
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この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。